実はmixi以外にも日記を書く場所を持っているのだけど
そのうちのひとつであるゲームサイトは
小中学生ユーザーがうじゃうじゃいる(笑
私自身はほとんど接点はないのだけど
彼らの発言は掲示板やサークル(mixiのコミュニティ)に行けば
見えるわけで・・・。
実際に小中学生が遊ぶ場所に生息してみると
どうしても自分の子供がここにいたらどうか・・・と思ってしまう。
運営サイドがどれほど規制しても
怪しげな出会い系やポイントサイトへの誘導者は出没する。
それはmixiも同じだろうけど。
結局、現実世界での遊園地や公園のような
「子供向けに安全を保障された場所」などネットには存在しない
というのが実情なのだろうと思う。
有害情報と無害情報を分け、フィルタリングすることには
もちろん意義はあるだろうと思う。
しかしそれで十分だと思うべきではない。
ネットには大別して
「情報入手」機能と「コミュニケーション」機能とがある。
フィルタリングでカバーできるのは、前者だけだろう。
しかしネットの危険は後者にも潜む。
その代表例がいわゆる「裏サイト」だろう。
◇ ◇ ◇
裏サイトの怖さは、悪い大人が純真無垢な子供達に忍び寄る
という発想の枠外に存する。
裏サイトに悪い大人はいない。未熟な子供達がいるだけだ。
未熟な子供同士が未熟ゆえに傷つけあう・・・。
大人の適度な介在なしの子供同士のコミュニケーション自体が
危険をはらんでいるという証左に他ならない。
大人(親)は、そのことを正面から考えるべきだと思う。
クラスで級友と衝突し、教師の仲介でやっと決着したとか
兄弟喧嘩をして親に引き離された体験を持つ人は多いだろう。
そうした場面で、もし大人の視線や判定が一切なかったら
あるいは放課の終わりを告げるチャイムや
一晩会わずに頭を冷やす機会となる「夜」がなかったら・・・。
子供達は文字通り殺し合うまで突っ走ってしまうのではないか。
そうした痛ましい事件は現実にもう何件か起きている。
ネットでの子供同士のコミュニケーションの本質を見よう。
それは
・大人の介在がない
・量的規制がない(携帯なら時間的にいつでも可能
かつ料金プランによっては金額的に負担とならない)
ということではないかと思う。
ネットの怖さは、有害情報に接することだけにあるのではない。
ネットを通じた子供のコミュニケーションを
大人がどうコントロールできるか、が問題なのだ。
◇ ◇ ◇
ネットを介した子供のコミュニケーションは
以下のパターンに分類でき、それぞれに危険も考えられる。
@リアルで知っている人物とネット上で交流する
→ リアルでの仲たがいがネットで増幅する現象
リアルとシンクロするネットいじめ
Aネットで出会った人物とネット上で交流する
→ 個人情報の流出、詐欺被害など
自殺の誘いや宗教勧誘など有害情報に接する
Bネットで出会った人物とリアルで交流する
→ @、Aに加え、性被害など
こうした様々な危険にそれぞれ対応策を考えられない限り
親が子供にネット環境を与えるのは無責任ですらある、と思う。
公のフィルタリング強化は歓迎する。
しかし子供の保護を機械任せにしておけば済むということは
絶対にない。
ネットがなければ、親は子供が誰と遊び、文通や電話をし
どんな本や雑誌を好んで読んでいるかを
電話の取次ぎや郵便物の受け取りや子供の部屋を時折覗くことなどで
ほぼ物理的にチェックできた。
ネット環境を子供に与えることは
そうしたチェック機能を一切外すことを意味する。
現代の親には、そこまでの自覚が必要だと思う・・・。
◇ ◇ ◇
もちろん、子供にはいつかネット環境が必要になる。
子供を信頼してパソコンを買い与え
携帯電話を渡す日が来る。
自分自身のこととして考えると、ポイントは二つだろうと思う。
まずひとつめは、子供のネットスキルを知り、教育すること。
自分の子がネットにどんな期待をし
ネットの怖さをどの程度自覚しているか
これらを会話の中で知り、必要に応じて教育や約束をし
それに応じて徐々にネット環境を開放していくような方式が
望ましいと思っている。
※この日記の元となったマイミクさんの日記に
ネット機能(モバイル)なしの携帯(電話やGPSのみ)
という話がありましたが
そういう携帯は私も子供向けにあっていいと思います。
ふたつめは、子供とコミュニケーションを取ること。
これが案外難しい・・・(苦笑
ちょうど思春期に差し掛かるわけでもあるし。
しかしネット環境自体はツールに過ぎないわけで
なにか問題が起こる時というのは、やはり子供自身の中に
問題の根があると考えるしかない。
いじめたりいじめられたり、売買春や薬物に近づいたり
自殺方法や犯罪記録に興味を持ったり・・・。
子供がそうした方向に進んだ時、それを親が察知できるかどうか
結局はそのあたりが鍵になりそうな気がする。
我が子がなにに関心を持ち、悩んでいるのか、知っておきたい。
知ることのできるような(会話可能な)家庭環境を維持できるか
どうかが、重要なのだろうと思う。
ネット環境がノーチェックだからこそ
その他の部分で子供を見守ろうとする親側の姿勢、眼差しが
おそらく重要度を増すのだ。
◇ ◇ ◇
現在我が家では
中1息子には小4娘と共用のフィルター付きのパソコンを与え
携帯電話は渡していない。
携帯が欲しいという交渉も受けていない。
(娘が去年あたりに携帯電話を欲しがっていたが
まだ早いと答えたらそこで終わった)
私の感覚では、親子での話し合い・・・交渉は
かなり有効だという気がする。
例えば子供が携帯を欲しがったら、なにに使いたいのか訊き
またその過程で、ネットの危険を教えたり悟らせたりする
機会もあるだろうと思う。
さらには、たとえば息子の親友という同級生男子の家庭では
ゲーム機を買い与えるのがかなり遅かった。
各家によって教育方針は異なるという当然のことも
子供たちはすでに理解している。
そのツールがなければ仲間に入れない、ということは
子供の世界ではあまりないのが現実ではないかと思う。
仲間に入れないのは本人の資質の問題であることが多い。
目の前の我が子ときちんと向き合うことが
最後まで答えなのではないかという気がする・・・。
2008年06月18日